Chamaecyparis obtusa
板目
樹形(写真中央)
葉
本州、四国、九州に生育する日本特産の常緑針葉樹。
多くは人工林として存在しており、蓄積量は杉に次いで多い。岐阜県の木曽檜(天然檜)、三重県の尾鷲檜、奈良県の吉野檜などがよく知られている。
*1 2002:日本林業調査会:すぐわかる森と木のデータブック2002
比重:0.45前後
材は軟らかいが、スギと比べると硬くて加工性も良い。心材と辺材の区別は不明瞭で、心材は淡い黄褐色〜褐色、辺材は淡黄色〜白色に近い。
建築用材、家具類、更に小物類など広い範囲で利用される優良材。
また、ヒノキチオールと呼ばれる成分に由来する特有の芳香が好まれ、檜チップを利用した枕などなどその利用は多岐に渡る。
TanuCraftの作品でもよく利用するのがこのヒノキ。広葉樹に比べると軟らかいため、一般的にチェアやテーブルなど脚物家具にはあまり利用されていませんが、日本では古くから親しまれている良い材料です。
積み木などのおもちゃには軟らかさゆえのやさしい肌触りがちょうど良いようにも思います。
また、ヒノキ特有の香りも落ち着きますね。積み木などをまとめて製作しているときなどは、作業場がヒノキの香りで満たされます(^^)。